夫婦で100歳までゆとりある暮らしをするには公的年金プラス1億円必要!
最低限の暮らしでも公的年金プラス3,000万円。60歳までに準備できますか?

公的年金の支給年齢は、現在65歳(以前は60歳)となっていますが、今後は70歳程度までさらに引き上げられていく可能性があります。

仮に、70歳からの支給となったとして退職するのが60歳とした場合には、60歳から70歳までの10年間は自力でお金を工面しなければなりません。

高齢者世帯の1ヶ月の生活費は、ゆとりがある生活は38万円、最低限の生活で24万円と言われています。

そうすると、ゆとりある生活10年間で4,560万円(38万円×12ヶ月×10年)・・・@、最低限の生活10年間でも2,880万円(24万円×12ヶ月×10年)・・・Aになります。

さらに、夫婦で100歳まで長生きしたとすると、公的年金の月額支給額の平均が23万円であるので、70歳から100歳までの30年間でも自力でお金を工面する必要があり、ゆとりある生活では、5,400万円((38万円−23万円)×12ヶ月×30年)・・・B、最低限で360万円((24万円−23万円)×12ヶ月×30年)・・・C。

したがって、ゆとりある生活は上記@+Bで9,960万円、最低限の生活は上記A+Cで3,240万円となるのです。


【高齢者世帯のお金データ】


◆1ヶ月の生活費で言えば“ゆとりがある”は38万円、“最低限”で24万円。

◆貯蓄の平均額は65歳以上は2,338万円(分布は、300万円未満が10%、300〜600が11%、600〜900が12%、900〜1,600が20%、1,600〜2,500が15%、2,500〜4,000が16%、そして4,000万円以上が16%
)。

◆高齢者世帯の年間所得の平均は305万円分布は、100万円未満が16%、100〜200が28%、200〜300が19%、300〜400が16%、400万円以上は20%)約8割が400万円以下であり、中央値は228万円。

【何歳まで長生きすることを想定して資金を準備すればよいか】

◆平均寿命は男性78.36歳、女性85.33歳。でもこれは文字通り平均の話し。平均寿命とは0歳の赤ちゃんが何歳まで生きるかの平均なので、今70歳の男性があと8.36年生きるということではありません。70歳の男性があと何年生きるかの平均は、平均余命という数字を見なければならないのです。

右上の表が、年齢ごとの平均余命のであり、現在70歳の男性は平均であと14.35年生きることが分かり、平均寿命78.36歳との差は5.99年。平均寿命と平均余命の差は、長生きすればするほど大きくなることが表をみると分かります。

つまり、自分が何歳まで生きるかは分からないのだから、平均寿命まで生きるということではなく、100歳までは長生きするという前提をおいて、老後資金を準備していくことが求められるのです。
平均寿命と平均余命の差
現在の年齢 男性 女性
平均余命 平均寿命との差 平均余命 平均寿命
との差
30 49.23 0.87 55.97 0.64
35 44.43 1.07 51.08 0.75
40 39.67 1.31 46.22 0.89
45 35.01 1.65 41.44 1.11
50 30.47 2.11 36.68 1.35
55 26.12 2.76 32.04 1.71
60 21.98 3.62 27.49 2.16
65 18.02 4.66 23.04 2.71
70 14.35 5.99 18.75 3.42
75 11.09 7.73 14.72 4.39
80 8.26 9.90 11.04 5.71
85 5.95 12.59 7.95 7.62
90 4.26 15.90 5.57 10.24
95 3.10 19.74 3.93 13.6
100 2.28 23.92 2.84 17.51